ある法律家の徒然日記

法律家がキャリア、書籍とか思ったことをつらつら書き連ねるブログです

【書評】「英語は10000時間でモノになる」

1.はじめに

英語については勉強をしっかりしたいなと思いつつも、なかなか難しいですね。。最近は特に学習時間が確保できていませんでした。。

そこで、「英語は10000時間でモノになる」という本を勧める口コミを目にしたことから、改めて勉強するきっかけになればと思って手に取ってみました。


 

 

英語学習は結局頑張るしかないと思っているので、「10000時間」は必要というタイトルから、小手先のテクニックではなく、本当に必要なことが書かれているのではという期待を持って読みました。

 

2.感想

この著者ももともと帰国子女でもないし、海外留学などもしていない中、ある程度年齢を重ねてから英語学習を本格化したということで、とても共感?を覚えました。

 

(1)読書のススメ

具体的な方法としては、読書を強く勧めていました。特に、小説は前提知識などではカバーできず、ちゃんと読む必要があるため、力がつくということでした。また、ノンフィクションの場合は簡単にまとめた本と、しっかり書かれた本を同時に読むことで理解を深めることができるといった具体的な方法を提案していました。

本の選び方など、実用的な情報もたくさんあったので、色々と参考になるところも多かったです(Goodreads、Quillbotなど)。

読書を勧めているのは、著者が読書が好きだからということも多く影響しているからなのかなと思いました。

 

(2)英語の時間を増やすのではなくて、日本語の時間を減らす

英語を使う時間を増やすのではなく、日本語の時間を減らすと考えることを主張されていました。確かに、英語を使う時間を確保するのはなかなか難しいところですが、日本語でやっていることを英語にできれば、それができるということです。

具体的には、携帯の設定を英語にしたりすることが書かれていました。ただ、携帯の設定を英語にしたこともありますが、あまり意味を感じなかったので、もっと違うことで何かチャレンジしてみたいなと思いました。

 

(3)完璧を目指すことをやめる

完璧を目指すのを諦めて、先に進み、楽しむことを重視することも主張されていました。

多読の学習法などでも言われていることだと思います。完璧を目指すのは非常に大変ですし、量をこなすためには、ある程度の割り切りがあったほうがいいのかなと思います。もちろん精読が求められる場面もありますが、学習段階においては、精読を意識しすぎるのはあまり良くないのではないかと思いました。

 

3.おわりに

個人的にはこの本が書いていることをそのままやるのは難しそうだと思いました。具体的には読書(特に小説)を取る時間が難しいうえ、英語学習の目的は仕事で使える英語力なので、もう少し直接的に仕事に直結するようなニュースを読んだりする方がいいのかなと思ったからです。

ただ、英語にふれる時間を増やすこと(日本語を減らすこと)興味のあることに取り組むこと完璧をやめることはどの英語学習でも重要になるはずなので、これは意識して取り組むとよさそうだなと思った。

なので、私としては、興味のあることとしては海外ニュースとかはちゃんと読んでいくようにしたいと思いました。